パソコン作業をしていると目が疲れて頭痛がする
首や肩がガチガチに凝って辛い
画面を見続けているとめまいがする
目の奥が痛くて集中できない
夕方になると体がだるくてイライラする
VDT症候群に対する当院の考え
VDT症候群は長時間のパソコン作業による姿勢の悪化と首・肩の筋緊張、そしてそれに伴う自律神経の乱れが複合的に作用して起こると当院では考えています。
長時間ディスプレイを見続けることで、頭部が前に突き出した前頭位姿勢や猫背になりがちです。
この不良姿勢により、首から肩にかけての筋肉(僧帽筋や後頭下筋群)が常に緊張状態となり、血流が悪化します。
特に重要なのは、首の筋緊張が眼精疲労と密接に関連していることです。
頚椎の歪みや首の筋肉の硬さは、目への血流を阻害し、眼精疲労や頭痛を引き起こします。
また、集中して画面を見続けることで交感神経が過度に働き、まばたきが減少してドライアイが悪化し、さらに目の疲労が増強されます。
さらに、この状態が続くことで自律神経のバランスが崩れ、めまいやだるさ、イライラなどの全身症状も現れるようになります。
VDT症候群を放っておくとどうなるのか
VDT症候群を放置してしまうと、症状の悪化と日常生活への深刻な影響が生じるようになります。
症状の悪化・慢性化
最初は軽い眼精疲労や肩こり程度だった症状も、放置してしまうと慢性的な頭痛やめまいに発展してしまいます。首や肩の筋肉はどんどん硬くなり、頚椎の歪みも進んでいくため、症状がなかなか改善されない状態になってしまいます。
さらに自律神経のバランスも崩れていき、眠れない、食欲がない、集中できないといった症状が日常的に現れるようになります。
日常生活への影響
慢性的な頭痛やめまいが続くことで、仕事に集中することが難しくなり、作業効率の低下を招いてしまいます。
また、夜間も目の奥の痛みや首の痛みに悩まされ、なかなか熟睡することができません。朝起きた時にも疲労感が残り、すっきりしない状態が毎日続くようになってしまいます。
VDT症候群の改善方法
VDT症候群の症状を改善するためには、筋緊張の緩和と眼精疲労の解消が必要ですが、これらを効果的に改善するには頚椎・胸椎へのアプローチが不可欠です。
頚椎・胸椎のアライメント調整
長時間のパソコン作業により前頭位姿勢や猫背になると、頚椎と胸椎の正常なカーブが失われます。この状態では首や肩の筋肉が常に引き伸ばされ、過度な緊張を強いられてしまいます。まず頚椎・胸椎のアライメントを正常に戻すことで、筋肉が本来の長さで機能できる環境を整えます。
筋緊張と眼精疲労の関連性
首の深部にある後頭下筋群や僧帽筋上部の緊張は、頭部への血流を阻害し、目への酸素・栄養供給を低下させます。これが眼精疲労や頭痛の直接的な原因となります。さらに、首の筋緊張は自律神経の働きにも影響を与え、まばたきの回数減少やドライアイの悪化を招きます。
頚椎・胸椎の位置を正常に戻し、首・肩周りの筋緊張を解除することで、眼精疲労や頭痛、めまいなどの症状を根本から改善することができます。
当院では、このような解剖学的な関連性を踏まえた総合的なアプローチにより、症状の根本改善を図っています。
VDT症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?
VDT症候群の改善には、当院の「ドライヘッド」が特に効果的です。
ドライヘッド
頭周りの筋骨格、縫合、神経を調節する専門的な施術で、VDT症候群の根本原因である筋緊張、自律神経系の乱れ、眼系の問題に総合的にアプローチすることが可能です。
VDT症候群への効果
首・筋緊張の改善:後頭下筋群や僧帽筋の緊張を直接的に緩和します
頭痛の改善:頭蓋骨の調整により慢性的な頭痛を解消します
眼精疲労の改善:目周りの血流を改善し、疲れた目を回復させます
自律神経の調整:めまいやイライラなどの自律神経症状を緩和します
不眠の改善:質の良い睡眠を促進し、朝の疲労感を解消します
この施術により、VDT症候群の複数の症状を同時にアプローチし、根本的な改善を図ることができます。
施術を受けるとどう楽になるのか
眼精疲労・頭痛の軽減
頭周りの筋肉の緊張が緩むことで、目への血流が改善され、パソコン作業による目の疲れや重だるさが軽減されます。後頭部から首にかけての筋肉がほぐれることで、慢性的な頭痛や目の奥の痛みも和らいでいきます。長時間の画面作業でも以前ほど目が疲れにくくなり、集中して作業に取り組めるようになります。
睡眠の質の向上
自律神経のバランスが整うことで、夜間にリラックスしやすくなり、自然な眠りにつくことができるようになります。首や頭の筋緊張が緩和されることで、寝つきが良くなり、夜中に目が覚めることも少なくなります。朝起きた時の疲労感やだるさが軽減され、すっきりとした目覚めを迎えられるようになります。
改善するために必要な施術頻度は?
3か月:軽度変化期
ドライヘッドにより頭周りの筋緊張が緩み始め、眼精疲労や頭痛に軽度の変化が現れる時期です。自律神経のバランスも少しずつ整い始めます。
6か月:症状改善期
頚椎・胸椎のアライメントが安定し、首・肩の筋緊張が大幅に軽減される時期です。眼精疲労や頭痛が明らかに改善し、睡眠の質も向上してきます。長時間のパソコン作業も以前より楽になります。
12か月:脳定着期
正しい姿勢や筋肉の状態が脳に定着し、症状の再発リスクが大幅に減少する時期です。良い作業姿勢や休憩のタイミングが自然と身につき、VDT症候群の根本的な改善が完成します。
これを踏まえて、患者さんの症状の程度やお仕事の忙しさ、プライベートを加味して、患者さんそれぞれの治療計画を作成いたします。
お悩みの方はまずご連絡ください。