変形性股関節症について｜志村坂上駅前整骨院

変形性股関節症とは、股関節を構成する軟骨がすり減ることによって、関節に炎症が起こり、骨が変形していく疾患です。

主な原因
変形性股関節は一次性と二次性に大別されます。
一次性
・臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)
生まれつき股関節の受け皿の被りが浅く、大腿骨頭にかかる負担が集中してしまうことが原因です。
二次性
・原因不明のもの
加齢による軟骨の摩耗、肥満、過度な運動が複合的に関与していると考えられます

痛みを放置して我慢していると様々なリスクがあります。
・痛みの慢性化と増悪
炎症と軟骨のすり減りが進行して痛みが悪化します
・二次的な障害
痛みを庇う動作によって腰や膝などの他の部位に過度な負担がかかり、腰痛や膝痛を引き起こすことがあります。
・日常生活動作の著しい制限
股関節の変形が進み、日常生活に不可欠な動作(歩行など)ができなくなり、最終的には人工関節が必要になることがあります。

1度変形したものを改善する事は出来ないため、外科的処置であれば人工関節を入れることになります。
ただ、人工関節は寿命があり、ずっと入れておくことが難しいです。近年の医療の発達でその期間が伸びてはおりますが、手術が必要なため、リスクが大きいです。
そのため、当院で手術をしたくない方は、状態が悪化しないように、または進行を遅らせることができるように対応しております。

当院では、骨盤リリース、楽トレ(リラクゼーションモード)の施術があり、骨盤リリースは股関節周りの筋肉の柔軟性を上げ、関節の負担を減らせるように施術をしております。楽トレでは、機械的刺激を加え、炎症治癒の促進、手技では緩みきれない筋肉の柔軟性の向上が出来るよう施術しております。

当院で変形性股関節症の方が骨盤リリースと楽トレを受けていただいている方がいます。最初は自転車に乗ることも痛みや可動域制限で出来なかった状態でしたが、股関節の痛みの軽減と可動域の向上が見られ、今では自転車に乗れるようになり、痛みも落ち着いてきています。
しかし、重度疾患のため、時間がかかることが大前提になります。

その人の生活習慣にもよりますが、週に2回以上来ることが出来れば、施術後の状態から戻りきることは無いため、お悩みを改善したい場合は頻度を高める必要があります。ただ、お仕事など予定があり、頻度高く来れない方もいますので、そういった方は週1、2週に1回のペースから始める方もいます。まずは施術を受ける環境に入り、継続することが大前提必要ですので、ご気軽にご相談ください。