Q.側弯症とは?
A.背骨が左右に曲がってしまい、捻れを伴う状態を「側弯症」といいます。
本来は、正面から見た時にまっすぐになっていて、
横から見た時に少し背中が丸くなり反っている(生理的湾曲の)状態です。
側弯症の方は、正面から見たときに背骨がS字やC字にカーブしているのが特徴です。
また、横から見た時の状態は生理的湾曲のバランスが崩れてしまい、背中の丸み、腰の反りがキツくなります。
見た目の歪みだけでなく、筋肉のアンバランスや呼吸の浅さにも影響することがあります。
Q.側弯症の種類はありますか?
A.主に3つあります。
特発性側弯症
原因がはっきりせず、思春期の方(特に女性)に多い。
機能性側弯
姿勢のクセや脚の長さの差で一時的に曲がるタイプ(整体で改善しやすい)。
先天性・神経筋性側弯
生まれつきや病気によるタイプで、医療機関での管理が必要です。
Q.姿勢の悪さが原因で側弯症になりますか?
A.姿勢の悪さだけでは側弯症にはなりにくいです。
同じ側に体を傾けるクセなどで、見た目が側弯に見えることはあります。
この場合、筋肉のバランスや歪んでいる場所を整えることで改善することが可能です。
Q.側弯症はどんな人に多いですか?
A.成長期の子ども、特に10〜15歳の女の子に多いです。
大人では、デスクワークの方、スマホ姿勢・片側での荷物持ちなどが要因で、軽い機能性側弯を起こす方もいます。
現代の生活状態だとなりやすい方、リスクがある方が多いのが現状です。
Q.側弯症の症状にはどんなものがありますか?
A.側弯症の方は下記の特徴がある方が多いです。
肩や肩甲骨の高さが違う
腰のラインが左右非対称
骨盤、腰、臀部周辺に歪み、重だるさを感じる
服が片側にずれる
背中・腰のハリや痛み
呼吸が浅い、疲れやすい。
Q.放っておくとどんなリスクがありますか?
A.軽度のうちは日常生活に支障がないことも多いですが、放置すると筋肉の緊張・痛み・呼吸の浅さ・疲労感が強くなります。
特に成長期は進行しやすいので、早めのケアが大切です。
また、左右のバランスが崩れてしまうのでどちらか片方に極端に負担がかかってしまいます。
それにより、負担がかかりすぎて限界を迎えると、圧迫骨折や疲労骨折など寝たきりにつながるケースもあります。
生活に支障無くても、見た目など気にされる方も少なくありません。
少しでも気になることあれば、近くの医療機関、整骨院、整体院へ一度ご相談ください。
Q.整体でできることは?
A.骨盤、肋骨、背骨の動きを整える
筋膜のねじれを解除する
呼吸を深くするための胸郭調整
左右差を整える運動・姿勢指導
これらにより、見た目の左右差、痛み、姿勢の安定が改善していきます。
当院では、何故バランスが崩れて症状が出たのかヒアリングを行い原因をそれぞれ特定し、患者さんの筋肉、骨格、柔軟、筋力の不足している部分の施術を患者さんの症状や生活背景を基に行っていきます。
Q.医療と整体での違いは?
A.医療では、カーブ角の程度により経過観察・装具療法・手術などを行います。
整体は手術や装具の代わりではありませんが、進行予防や姿勢改善が非常に有効です。
Q.整体だったらどのくらい通えばいいの?
A.初期は週1〜2回で体のバランスを整えていき、半年程で側弯症によって出てきた筋肉や関節のバランスや症状は安定してきます。
ただし、側弯症によって姿勢や背骨へ負担かかってしまっている根本的要素をしっかり取るのには1年かかります。
多くの患者さんが、長期目標を持って、身体のメンテナンスを頑張っています。
ライフスタイルに合わせて通い方も一緒に相談して決めていきます。
不安なことや今ある症状、もしかしたら・・・というのがあれば一度ご相談ください。









